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っと言うのは・・・・・
去年12月の中頃、2012年JMX IA2チャンピオン山本鯨選手のご両親が来社された。
山本鯨選手の2013年度レースサポートの依頼で来られた。山本鯨選手と円陣家至高のタッグは何年ぶりだろう。彼のサポートはアマチュア時代つまりプロになるまで続いた。二人三脚での蜜月も彼がプロになり、オイルメーカーがメインスポンサーのチームに入ることで終わってしまった。
山本鯨選手とのタッグは円陣家至高商品をどれだけ進化させたことだろう。今もこれからも心から感謝している。
彼のアマチュア時代の戦績は90%以上彼の才能と努力の結果だと思っている。
円陣家至高が果した割合は1%程度だろう。だが彼にとって円陣家至高の1%は大きな1%だったと、かってに思っている。
99%では表彰台の一番高いところには上がれないからだ。
彼が求めるモノをどんなことでも短期間で叶えてあげたことで、彼はおいらのことを「魔法使い」と呼んでいた。今も「魔法使い」は健在だ。
アマチュア時代、彼は勝つことに貪欲だった。おいらと同じで2位以下は皆同じと思っている。
1位以外興味がない。
プロになって怪我に悩まされ考え方が変わったのか、着実にポイントを稼いでいく走りになった。
これには一瞬驚いた。
冷静に考えればリスクを背負いながらポールトゥウィンでチャンピオンになろうが、着実にポイントを重ねてチャンピオンになろうがチャンピオンと言う結果は同じ、彼が大人になった証しだろう。
円陣家至高が彼に携わっていなかった時の話をご両親から詳しく聞いた。聞かなければ、どんな商品が彼の走りに適しているか判らないからだ。つまり直近の判断材料をご両親から提供してもらったのだ。
山本ファミリーとおいらは信頼と言う絆でしっかりつながっているから出来ることで、少しでも疑いの気持ちがあったら勝てる油の提供は出来ないだろう。
サポートしていない間もレース報告書は途切れることなく送られてきた。
怪我に悩まされていた時も、チャンピオンを勝ち取った時も、彼の戦い方や気持ちは報告書の内容から何となく解っていたこともあり、直ぐ望んでいる商品を送りテストしてもらった。
概ね好回答をもらった。
その後、走りこみ中の山本鯨選手から電話がきた。
ここをこうして欲しいとか細かなそして的確な要望を聞いた。
12月23日にオフロードビレッジ(ダートスポーツ誌エギジビジョンレース 450もぶっちぎって1位・1位)で使った油は最初に送ったもので、彼の要望した油ではない。
もの凄く楽しくなってきた。
眠っていた闘争本能に火がついたかもしれない・・・・・
円陣家至高は2013年、全日本モトクロスIA2チャンピオン山本鯨選手をフルサポートします。
応援宜しくお願い申し上げます。