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2013年4月21日(日)全日本モトクロス選手権第二戦、川越オフロード・ビレッジにてレース終了後、この日IA2で総合優勝した山本鯨選手が疲れているにもかかわらず応援に駆け付けた円陣家至高油類商のインタビューに応じてくれました。
弊社商品であり、鯨選手も使っているエンジンオイルSEALSを持って写真に納まってくれたり、インタビューにも快く応えてくれました。お疲れ様でした。
最初のインタビューは使用しているオイルなどの使用感を率直に話してくれました。
途中私との関わりを話してくれました。
鯨選手は小さいときからお父さんお母さんと家族ぐるみでモトクロスレースを戦ってきました。私との付き合いはキッズレースから現在に至るまでの長きに渡っています。
スズキと契約してプロになった期間はオイルメーカーがメインスポンサーだったので数年間は公の付き合いは出来ませんでしたが、私的なお付き合いは継続していました。
そして去年お父さんとお母さんが私のところにいらして、全く寝耳に水のプライベーター宣言に私はチョットばかり驚かされました。
鯨選手の
「もう一度チャンピオンを獲りたい」
のサポート依頼にもチョットばかり驚かされました。
鯨選手は私の創りだした油脂類で育ちました。
これだけは自慢出来ることかもしれませんが、鯨選手の欲するままの油脂類を創り使用してもらいました。勿論鯨選手の能力によるところが大半ですが、ほぼ全戦全勝でした。
こんな鯨選手の
「もう一度チャンピオンを獲りたい」
と言う気持ちが私の再出動を求めたような気がします。
私は鯨選手に
「もう一度チャンピオンを獲ろうよ」
と熱い気持ちで応えてしまいました。
それは鯨選手と同じく、お父さんは私の創る油脂類の一番の理解者だと思っているからです。
鯨選手の良き理解者であり、コーチであり、監督であり、最高のパートナーであり、鯨選手が最も尊敬しているお父さんからマシンや鯨選手の走りやメンタルな部分まで情報を頂けるので使用油脂類の選択はとんとん拍子でした。そして鯨選手が実走行から微調整をするだけで、これ又とんとん拍子で使用油脂類が決まって行きました。
いつでも何でもどんなことでも使用して疑問が出たら言ってくれと鯨選手に言っています。
勝つためには
「1%にも0.5%の魂」
です。
マシンがノーマルであっても世界のホンダが造ったレーサーです。思いっきりポテンシャルを引き出せれば勝てると鯨選手とお父さんとお母さん、そして私も確信しています。
それを可能とさせるのが微力ながら私の役割と思っています。
鯨選手はかつて私のことを「魔法使い」と呼んでいました。
このインタビューでは私のことを「博士のような存在」と言っていました。何か照れ臭い気持ちで一杯です。
ただ鯨選手の大きな期待を絶対に裏切ることは出来ません。
「魔法使い」から「博士」と想ってくれるなら「御茶ノ水博士」いや「ドク・ブラウン」のような存在になろうと思います。
「鯨選手、怪我の無いようステップバイステップでチャンピオンを獲ろうよ。」
油脂類は任せてくれ・・・・・頑張れ鯨選手・・・・・
そして円陣家至高油類商のインタビューに応えてくれてありがとうございました。
油類商注:5月11日(土)夕刻、鯨選手が第三戦広島ラウンドの予選をトップで通過したと油職人の元へ鯨選手のお母様から連絡が入りました。
EGS[LIMITED](四輪用FORCE-1も同じ)のことを色々書いてきましたが、どうしてもお客様はエンジンオイルに目が行くようです。
燃費もパワーもトルクもエンジンオイルが生み出すモノに比べEGS[LIMITED](四輪用FORCE-1も同じ)は遥かに効果的です。
何故かは、今では当たり前の様に宣伝されているリッター30Km越えの省燃費車が行っている技術的な共通点です。勿論軽量化など省燃費に貢献することは現在でも行われていますが、エンジンに注目して頂くと答えが判ります。
マツダのエンジンにその大きな特徴が見て取れます。そしてマツダの最近のテレビCMにも注意して見て頂くと、この特異なエンジンがもたらす燃費以外の性能を表現しています。そして、これらの特徴(性能)がEGS[LIMITED](四輪用FORCE-1も同じ)の特徴(性能)と合致するのは偶然なのでしょうか?
以前にもエンジンオイルによる燃費向上は1%〜2%程度と言ってきました。
エンジンオイルの役目は潤滑以前に熱の伝達機能がとても重要で、爆発で発生する大量の熱を如何に効率よく外に排出できるかです。
特にピストンの保持する熱の放熱はピストンリングからシリンダーら伝わりシリンダーからウォータージャケットへと、それからピストン裏側に吹き付けられるエンジンオイルによる冷却が一般的でした。
これではエンジンオイルの熱負担が大きくエンジンオイルの早期劣化を促すだけです。
オイルメーカーは熱による早期劣化を解決するためにエンジンオイル自体の熱特性を高める研究に力を注いだことと推測します。これではエンジンの高出力化に対応できず、空冷から水冷や油冷にせざるを得ません。
それでも足らずラジエーターやオイルクーラーの容量は大型化の一途を辿っていきました。
私事ですが一時油冷のバイクに乗っていました。最初に乗ってビックリしたのは内股に異常な熱さを感じ、低温火傷をしていたことです。
量販店の懇意にしている方に「何でこんなに熱いの?」って聞いたところ
「油冷は皆同じです。」
と言われ唖然としました。
その時点でエンジンオイル添加剤EGAはできていませんでしたが、EGA開発の切っ掛けになりました。
EGS[LIMITED]も初期の段階のモノは今のような性能ではありませんでした。
EGS[LIMITED]は現在三世代目で私の意図したモノになっています。
この油冷のバイクは現在知り合いが乗っていますが、譲り渡す時点で円陣家至高油脂類フル装備だったので、初期の話をしてもピンとこないようです。
現在もノントラブルで軽快に走っています。
エンジンオイル添加剤EGAは現在EGS[LIMITED]と同じく三世代目のモノをリリースしていますが、エンジンオイル添加剤EGAの初期(一世代目)のモノは「放熱」の一点張りで開発に専念しました。
放熱については思った通りのモノができました。
弊社商品は自然科学を取り入れて開発していると「油職人の今昔話」でも書いてきました。
エンジンオイル添加剤EGAも勿論自然科学を駆使して開発しました。
自然科学はやはり偉大です。
試作品の段階から推測段階でしかなかったプラスアルファの性能が付加されていました。そして理論化され現在の商品の進化に多大なる貢献をしています。
EGS[LIMITED](四輪用FORCE-1も同じ)もエンジンオイル添加剤EGAも両商品を使うことでピストンを完全にフローティングさせます。
特にエンジンオイル添加剤EGAはお客様ご愛用の他メーカーのエンジンオイルに添加してもその特異な性能を発揮します。
フローティング効果は円陣家至高独自のモノです。
円陣家至高がリリースするエンジンオイルに自社他社問わずエンジンオイル添加剤は絶対に使用しないで下さい。
KOTA早く治って復帰戦走ってくれ。