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2013年7月

オイル湿式多板クラッチについてその2

エンジンオイル添加剤EGAは当初ビッグバイク用として開発しました。

ビッグバイクのエンジンオイル容量は4リッター前後でした。この容量に適合しコスト的にも定価的にも納得できるモノを創りあげました。勿論、簡単な市場調査も行いましたが、この時点で小型バイクのことは全く考えていませんでした。

以前述べたようにエンジンオイル添加剤はフリクッションロスと湿式多板クラッチの滑りとの戦いでした。

小型バイクのエンジンオイル容量を考えたとき、ビックバイクとの作業効率を考えるとエンジンオイル添加剤EGA 100mlは多いかもしれません。ただ機能をどこに置くかで変わってきます

エンジンオイル容量で考えた時、最大値のエンジンオイル容量5リットルを前提とすると、小型バイクのエンジンオイル容量1リットルではエンジンオイル添加剤EGA 10mlでいいはずです。

次に性能(耐久性など)で考えた場合ではこの算数は当て嵌まりません

小型バイクエンジンオイル容量1リットルにエンジンオイル添加剤EGAを20ml添加すればプラスアルファが体感出来るかもしれません。エンジンオイル添加剤EGAを30ml添加すれば・・・・・エンジンオイル添加剤EGAを40ml添加すれば・・・・・と夫々何かが違って体感出来るはずです

逆の例として、EGAを2本200mlをエンジンオイル容量4Lに入れたユーザーがいました。

100mlより200mlの方が凄く良かったと言われたこともあります。

このユーザーの体験談が、後にエンジンオイル開発(開発する予定が無かったのですが)の参考となりました。

これが添加剤の面白い部分であり、魅了されるところでもあります。

バイクメーカーが作る湿式多板クラッチ構造や容量の違いもありますが、エンジンオイル容量対エンジンオイル添加剤(EGA)は、湿式多板クラッチが滑るか否かの限界点が答えかもしれません

現行のエンジンオイル添加剤EGA開発当初のモノとは性能的に違います

フリクッションロスの低減性能と湿式多板クラッチ強化性能は両者とも格段に向上しています。弊社商品はお客様に渡って完結ではなく、お客様がどのように使いこなし、ご自分のモノにして頂くかなのです。

弊社はこの時点で完結と考えています。

開発者としての完結はエンジンオイル添加剤EGAをご使用になったバイクが本来持っている性能をどれだけ引き出せたかが、ある意味での完結と思っています。

同じ排気量でもバイクメーカーによって性能が異なったり、非力と思われていたバイクがエンジンオイル添加剤EGAを使うことで、それ程非力ではなかったりと、とにかくバイクの未知の部分の多さに興味は尽きません。だからこそエンジンオイル添加剤EGA存在意義があるのかと思っています。

そしてバイクに種類があるように、全てのバイクのエンジンオイル容量に比例して平等均一に使用出来るか否かは使用するお客様が握っています

愛車の全ては所有される方が一番よく知っているからです



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