HOME » 油職人今昔話
前々回素材と言うテーマで素材に対する見方や考え方を書いた。
その続きと思って欲しい。
素材と言うモノは一つの能力(機能)を持っているとは限らない。
モノによっては複数の能力(機能)を持っているモノもある。
隠れた能力(機能)の方が一般に公表されている能力(機能)より優れた能力(機能)であるモノも現実に存在している。
化学と言う学問で見つけることはかなり難しいかもしれない。
不可能と言っている訳ではない。
それからモノを創り出す人間も素材の一つであることも大きな要素である。
その要素とはモノに関わる学問を習得したからとか、この世界での経験が豊富であるからとかではない。
先天的な才能(真実を見極められるなど)である。
才能だけではない。
偏見や固定概念を持っていないことも重要である。
そして、そのモノに関わる広い知識(周辺)と体験を持っていれば完璧である。
どんな世界でも、にわか知識ではどうすることも出来ない。
以前にも言ったかもしれないが、二輪四輪に関わる油脂類であれば二輪四輪の基本をどれだけ知っているのではなく、理解しているかが素材選択に重要である。
例えだが、おいらはエンジンなどで使われている専門用語(部品名を含む)に注目した。
特に悪い意味で使われているか否かを吟味し、その用語の持つ意味を考えた。
解り易い例として、ピストンに起こるスラップ運動(首フリ運動)がある。
良い意味の用語でないことは燃料添加剤E.G.S[LIMITED]やエンジンオイル添加剤EGAを使われたお客様はご理解頂けると思う。
燃焼室内の潤滑は内燃機関が発明されて以来ホーニング時に出来るクロスハッチと言う傷に残る溝に滞留するエンジンオイルで潤滑される。(2サイクルは除く)2サイクル並みの潤滑が出来ればと開発したのが燃料添加剤E.G.S[LIMITED]である。もうご存知の通り燃料添加剤E.G.S[LIMITED]は燃焼室内潤滑とコンプレッション漏れを防いだり、圧縮リングの固着を防いだり、振動を低減したり、パワーやトルクをアップし燃費まで改善してしまうマルチな機能を持っている。
燃料添加剤E.G.S[LIMITED]のこれらの能力はエンジンオイルの比ではない。
弊社のエンジンオイルを使用する前に、先ず燃料添加剤E.G.S[LIMITED]の使用からです。
ドライブチェーンのローラー、回っていればローラーだが回っていなければローラーではない。
CPOやCPO[R]が本来ローラーが持っている意味にしたことは周知の事実である。
ボールベアリングも点接触ではなく線接触だと言う事実がGRESIN[LG]を生み出した。
素材も同じで根本を解決する素材を創り出さなければ真の解決(結果)は得られないと思う。
二輪四輪もそうだが油も原点(大元はなんであるか?)を探り、真の能力(機能)を見つけ出さなければ何も解決しない。